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愛はノベライズを超える

 伊藤計劃の2作目、『メタルギアソリッド ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』を読みました。

 最近文庫落ちしましたが、B6並製版の単行本の方。

 というわけでISBNは978-4-04-707244-2。

 つか早くね?


 まあ、版元違いですが『虐殺器官』も『ハーモニー』も単行本で持ってますし、買う前に文庫化されてたとしてもきっと単行本の方を買ったでしょうけれど、それにしても。
 『告白』とか『ザ・ロード』とか、まだ単行本で引っ張れたのではと思うのですが。

 話を戻します。伊藤計劃のMGS。

 MGシリーズはやったことがなかったので、本書は飛ばして『ハーモニー』を読んだのでした。


 デビュー作『虐殺器官』を上回る『ハーモニー』の見事な出来に、次作を期待しました。

 もちろん、その次作が出ることはなく、餓えた私は本書を買うしかなかったのですが、さて。

 メタルギア、よく知らない


 というわけでMGS4をやってから読もうかなと思ったのですが、PS3なんぞ買う気がしません(MGS4は駄作、という噂も入ってきましたし)。

 ですが、PS2は持ってますので、中古ソフト屋でMGS2サンズオブリバティーを買ってきて、やりました。

 初心者なのでプラント編。

 でも、途中で飽きてしまい(ローズとジャックの会話がとことんウザい)、ゲームは放置。

 そのうち再開しようと思いましたが放置はえんえんと続き、とりあえずゲームはいいや雰囲気つかめたし、と切り替えて読み始めたのでした。文庫も出ちゃったし。


 
 結論から言うと、本家のメタルギア、やってなくても、たぶんいっさい知らなくても、十分に楽しめる安心設計。

 なので、伊藤計劃だけが好きな方、絶対に買いです。

 今日はそれだけが言いたかったのです。

 
  —・—

 それから、サンズオブリバティー、続きをやりたくなりました。

 これこそ伊藤氏の思うつぼ。
 
 あるいは伊藤氏の、MGサーガに対する愛の、なせるわざ。


 というわけで、愛に包まれ、愛に溺れましょう。

 伊藤氏の小説がすばらしいのは、いかに凄惨で残酷なシーンでも、ぜったいにぶれないその文章の強さに、読者は身を任せることができるからであり、この文章の強さは(おそらくそのまま)愛の強さです。

 ひとつMGに限らず、映画に、小説に、先行するすべての作品に、そして世界に対する、止めどなき愛。
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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

カルカソンヌ追加キット1、にもの申してみる!

 ドイツはハンス・イム・グリュックという会社の、カルカソンヌというボードゲームというかタイルゲームというか、とにかく2001年の年間ゲーム大賞とドイツゲーム賞の2冠に輝いた鉄板なゲームがございます。

 これがまあ、実際に遊ぶと大変な傑作でして、当然のことながらものすごくヒットしたのです。メビウスゲームズというところから日本語版も出されております。

 
 ……と、ここまではドイツ系ゲームを嗜む人々にとっての常識おさらい。

 今回は表題にもあるとおり、そのカルカソンヌの追加キットをいじる、という不毛企画です。

 不毛なのはどうせ毎回なので、今日もやりきるぞ!薄っぺらく!と無駄に意気込みつつ。

 
  ー・ー

 ひとくちに追加キット、といっても、カルカソンヌのはたくさん種類がありまして、今回取り上げるのは最初の追加キット「宿屋と大聖堂」です。

 これしか持ってませぬゆえ。


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カルカソンヌ:おすすめと大きさと

 いきなり声を大にして言いたいのですが、カルカソンヌは本当にすばらしいゲームであります

 新聞に載ってほしいくらい。

「猫も杓子もカルカソンヌ

 そんな意味不明な見出しで。どばんと。

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安かったので買ってみました

 ケルトタイルのひらがなインストを追加しました。

 箱や得点表の背景に使われている組み紐模様になんだか癒されます。

ケルトタイル得点表裏


 ついでに箱の側面も。

ケルトタイル箱側面

 上から対象年齢、プレイ人数、目安となるプレイ時間が、アイコンでひと目でわかるようになっています。

 べつだんドイツゲームに限らず、こういうサインやピクトグラムなどのデザインは見ていて感心しますね。


 なんというか、「腑に落ちる」度のすごさに。

 すごいって感じる間もなく、すっと落ちてきますから。腑に。
 
 

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ケルトタイル:ひらがなインスト

 けるとたいる
 ケルトタイル

ケルトタイル箱

Kertis Der Weg der Steine:2009:ライナー・クニツィア:KOSMOS:2〜4人:7歳以上

 こいし みたいな タイル を めくると、すうじ が かいてあります。

ケルトタイル1


 この すうじ を、おなじ いろで、たくさん ならべたら てん が はいります。

 すこししか ならべられなかったら、てん が へらされます。

 ほかにも ねがいのいし とか、ボーナスてん とかが あります。

 さいごに てん を いちばん おおく とった ひとの かちです。


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ワニに乗る?:アローン検討

 ワニです。動物オン動物。


 サイコロを使った戦略型ファミリーバランスゲームです。

 乗せるのは、7種の積み木。羊、蛇、猿、ハリネズミ、エリマキトカゲ、ペンギン、あとくちばしのでかいカラスっぽい鳥(家では「とり」と呼んでいます)。


 このツルツル軍団をどう攻略するか。

 脇で適当に乗せまくる息子の妨害にもくじけず、がっつり検討しました。余儀なく!そして大人げなく!

 

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テーマで選ぶ人

 ドイツ系ボードゲームの魅力の一つに、テーマ性が前面に出ているところ、というのがあります。

 私などはこの「テーマ性」に惚れ込んでいる類いでございまして、チェス将棋囲碁リバーシといった抽象的ゲーム(アブストラクトゲーム乃至はアブストラクト、とゲーマーは呼んでいます)にはあまり良さを感じないのです。


 また、我が国で定番となっております、人の一生をすごろくに例えた某ボードゲームも、そのテーマのあまりのひねりのなさ、ゲーム内で起こるイベントの退屈さなど、思うにつけいろいろと残念です。

 もう少しボードゲームが醸し出す世界をこだわって作り込んでもらいたいなあと思うわけです。

 テーマ性とゲームシステムが有機的に絡み合い、不可分となってゲームとして立ち上がってきたとき、そのゲームは「名作」と呼ばれることになるのでしょう。


  —・— 
 
 で、まあ私が好きなテーマ、というのがございまして、先日購入検討中と書きました「クレタ」などの地中海もの、「フレスコ」などの中世ヨーロッパもの、そういった関係のテーマを持ってこられると財布の口がガバガバになるふしがあるようです。

 どうせシャハト作を買うなら、と「コロレット」や「ズーロレット」ではなく「パトリツィア」をまず取り寄せたのも、もろにその「ふし」のうちです。


 特に、好きな歴史上の人物、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世に関連するテーマ!ということで一目散に飛びついたのがフレデリクス」です。


フレデリクス


 何たってゲームの舞台は、あの澁澤“大魔王”龍彦も憧れたカステル・デル・モンテ!

 手番内での限られたアクション数で飛来する怪物を捕獲し、その捕獲数を競うというゲームです。

 これがまた、他人と遊ばなくてもソリティアとして十分楽しめるゲームなので(「なので」というか余儀なく)、しょっちゅう独りでカード並べて遊んでます。


 なんというか、これ、パズルっぽいんですよね。

 例えば「あと2アクションで捕獲はできるのか、できなければ他のプレイヤーを妨害できるのか」などと考え、最適な解をさぐるわけです。

 普通こういうパズルチックなゲームは、戦略や駆け引き、または交渉などの要素が若干少なめに感じられる上に、プレイヤーの長考を誘いがちですので、ゲーマーには敬遠されるような傾向があります。

 そんなわけで国内、海外の評価が共に良くないこのフレデリクスなのですが、テーマだけで私はなんだか大満足なのでした。

(本音を言うと、いっぺん4人くらいでやってみたかったりもします。一人二役とかやりつづけると精神的にきつい)


 
 反対に敬遠しがちなテーマもあったりしまして、「原始時代」とか苦手です。「ストーンエイジ」がどんなに面白かろうと、ブルンホーファーがトゥンメルホーファーと同一人物だろうと、多分絶対に買わないでしょう。

 あと農場経営もだめかも…「プエルトリコ」「アグリコラ」「ハチエンダ」といった傑作中の傑作と呼ばれるゲーム類も、そんなわけでいまいち食指が動きません。

 
 1000円くらいで売ってたらそりゃ買うかもしれないですが。

 

テーマ:アナログゲーム - ジャンル:ゲーム

そういえば

 何日か前に『マンマ・ミーア!』を観たのでした。

 ピザのゲームではなく、ミュージカルでもなく、映画の方です。
 
 DVDで。嫁と。

 
 臆面もなく書いてしまいますが、実は結構ABBA好きです

 そんな私ですので、かなり年のいったおばちゃんであるメリル・ストリープが「マニマニマニ!」と軽快に踊りだした序盤から頬が緩みっぱなしでした。

 そういう映画なので絶対に鳴る、とはじめからわかっていても、好きな曲が映画でかかるというのはそれだけでなんだかうれしい。しかもかかるたびにおばちゃんたちがドタバタと唄い出す、という画面は、ちょっとしたセンス・オブ・ワンダー。

 なんといっても「ダンシング・クイーン」が痛快でした。なんなんだザ・ダイナモス。


 それにしても、耳の奥で「チキチータ」が鳴り続けています。制御不能。こういうのはなんか嫌。

テーマ:ミュージカル映画 - ジャンル:映画

憂いの沼より

 GWもいつもと変わらず、箱を開けて眺めるだけのボドゲライフでございました。

 不毛、というよりは、虚無、と呼ぶほうが正しい。『ネバーエンディングストーリー』でファンタージェンを飲みこむアレです。


 
 ああ、ファルコンに乗りたい。

 あとモービィ・ディックを見たい(殺されない程度に)。

 ツチノコも捕まえてみたい。


 せめてtotoBIG当てたいですね。買ってないけど。


  —・—

 息子は最近タンポポにハマっている様子。

綿毛

 息で綿毛を飛ばすわけでなく、ちぎった茎を振り回して地面に落とすだけですので、言わば虐殺です。

 
 公園の隅々までタンポポを探し、見つけてはちぎる。そして振る。

 おかげで公園の綿毛は全滅しました(ダルニ調べ)。



 来年、奇跡的にまた生えてきていたら、風に乗せてあげます、必ず。

 それで償いになるのかどうかよくわかりませんが。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

告知!
次のほっとゲーム会は……

未定!




ほっとゲーム会
プロフィール

ダルニ

Author:ダルニ
東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

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