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ローゼンケーニッヒ:プレイレポート

 前日に夜更かしをした息子が、さらに昼寝抜きで遊び倒し、仕事から帰る頃には「寝た」との嫁メール。

 すこし淋しいのですが、こんな日はゲーム。



 そういうわけでローゼンケーニッヒです。


 外道卑劣の赤バラが私(先手)。清廉ラブリーな白バラは嫁(後手)、という布陣でお送りします。


 そういえば、ズバリ『バラ戦争』ってゲームもあるみたいです。

 Z-MANから出てて……高いのですっかり意識からスルーしてました。

 ボードゲームで7千円とか越すとあっさり視界に入らなくなる、そんな吝嗇版関口巽、な私です。
まず1回目

ローゼンセッション1

 こんな感じで進み……。


ローゼンセッション2

 コマを結構残しつつも、2人とも手詰まりに。
 白93点、赤134点。で勝利。


 ある程度大きめの陣地を確保したら、とにかく王冠を隅っこに追い込む、題して「王隅作戦」が見事にはまりました。


  —・—

 ただ、初プレイで予習も何もしてない嫁を相手に、作戦とか使って大人げないなあとダルニ反省。

 ふむ、ではもう一回、貴様にチャンスをくれてやろう。←二回目やりたいだけ。

ちょっとまて

 でまあ、ここまでやっといてナンですが、一応くわしくゲーム説明、参ります。

 
 この『ローゼンケーニッヒ』2人用の陣取りゲームです。

 デザイナーはディルク・ヘン『アルハンブラ』というゲーム(2003年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞)を作った人です。


 プレイヤーたちは、赤バラ担当と白バラ担当に分かれて、それぞれ陣地の拡大を目指します。

 最終的に、より大きな陣地を作った方に、高得点が入ります。得点の高い方が勝ちです。

 
 陣地はボード上に置かれたコマ(パワーチップ)で表します。

 これがそのコマ。

ローゼン白薔薇コマ

 裏面には赤バラが印刷されています。

 嫁いわく「このコマかわいいね。薔薇っぽくないけど。椿?」
 私「昔の薔薇はそんなんやったみたいやで。芯が見えてて花びらの少ないやつなかったっけ。オールドローズとか」
 嫁「薔薇ってなんか種類いっぱいあって…」
 私「聞いた話によると、日本固有種の薔薇があったらしくって…」
 嫁「そういえばむかし薔薇の名前で…」

 などなど、コマ一個からあやふや薔薇情報が事前に飛び交ったりしました。


 閑話休題。

 んで、このコマをボードのマス目に置いていくわけなのですが、そのためにはまず「王冠マーカー」なるものを盤上で動かさなくてはいけません。

ローゼン初期配置

 上は初期配置の画像です。

 中央の黄色い山型のが王冠マーカー

 これを、各プレイヤーに配られた「パワーカード」(写真では手前と向こう側に5枚ずつ並んでいます)なるものを使用して動かしていくのです。


ローゼンパワーカード

 パワーカードには、剣とギリシア数字(1〜3)が描かれています。

 剣は、王冠マーカーの移動する方向を示しています。

 数字は、マーカーが移動するマス目の数です。

 上の写真の一番左のカードを選択したら、「マーカーが左に3マス移動」ということになります。


 マーカーが移動した先のマスに、コマを置きます。

 赤の手番なら赤バラ面を上に。白の手番なら白バラ面を上にします。

 こうして陣地を広げていきます。



 とまあこんな流れです。

 コマを全部使い切ったら終了なのですが、その前に決着がつくことも。

 すなわち、1回目で私の作戦に組み込まれていた「手詰まり」状況です。

 すでにコマの置いてあるマス目には基本マーカーは移動できないので(戦士カードというものを使ったらその限りではないですが)、終盤は互いの手札で使えるパワーカードがないという状況になりがちなのです。

 パワーカードの補充は5枚までなので、その限界まで補充しても使えるカードがない場合、これが手詰まりで、この時点でもゲームは終了となります。



で、2回目

 1回目の「王隅作戦」は、中盤を過ぎてたまたま可能な状況が来たから採用しただけでしたので、今回もうまくいくかはわかりません。


 というわけで、特に作戦は立てずに、スタート。

ローゼンセッション3

「じゃあここに王冠動かしまーす。どうぞ!」
「ほい。じゃあ私これ使う」
「カード補充しまーす」

 と、最初のうちは淡々と進みます。



 そのうち、3マス陣地や4マス陣地をかため出す嫁。

 負けじと中央で赤バラ勢を増やす私。

 離れ小島の1マス陣地はとりあえず無視。

ローゼンセッション4

 というのも、このゲーム、終了時の得点計算では、陣地のマス目の数の二乗した数が入るのです。


 例えば、白が8マスの陣地と1マスの陣地、赤が4マスの陣地と5マスの陣地を最終的に獲得してゲームが終わったとします。


 どちらも使用しているコマの数(獲得したマス目の数)は同じ。

 白は8×8=64点、足すことの、1×1=1点、で65点

 赤は4×4=16点、足すことの、5×5=25点、で41点

 陣地はとにかく大きければ大きいほど高得点。

 すなわち、最終的に大きい陣地をひとつ持っていれば、他の局面でどんなに劣勢でも勝てる仕組みになっています。



 そして赤陣地を分断しにかかる嫁。

「これつかう」
「にゃんと!」

 出してきたのは戦士カードです。

 
戦士カードとは

 「戦士カード」の写真、これです(手元の赤いやつ撮りました)。

ローゼン戦士カード

 赤白4枚ずつ持ってスタートになります。

 使い切ったら補充はできないので、出すタイミングは悩むところです。



 戦士カードの効果はと言いますと、「パワーカードと一緒に使用することで、すでに置いてある相手のコマのところに王冠マーカーを動かすことができ、さらにそのマス目の相手のコマを裏返して自分のコマにすることができる」です。

 戦場を舞台にしたゲームなので、これは「寝返りをさせる」という意味合いのカードなのです。



中盤に入り

 中盤、がんがん攻勢をかけてくる嫁。

「にゃんと!?」
「それ、言う決まりなん」
「いや別に。カード補充しまっす」
「じゃあこれ(戦士カード)つかう」
「ぎゃあ!やばいー。押されてるー」
「え。こっちは適当ですけど」

 あまり先の手を読まずに、とにかく使えるから使っておけ的な感覚のようです。


 そうこうしているうちに、またしても王冠は隅の方から出られず。

 1回目と違い、全力でなぐりあった感のある2回目も終了しました。



結果

ローゼンセッション5

 白78点対赤93点。

 またしても勝利。

 プレイ時間約25分。

 戦士カードの使用を少し我慢して遅らせたのが、たまたまいい方向に転がりました。



 嫁「将棋って、よく知らんねんけどこんな感じ?」

 どうやら、2回とも手詰まりで終わったため、将棋の「参りました」も同じことが起こっているのかと思ったらしい。

 全然違うぞ。 

 でも何手か先まで読んで最善手を探る、というところでは似ているのかも。

 将棋が強い人はこのゲームも強いのかな、などと思ったりしました。


『ローゼンケーニッヒ(Rosenkönig)』1997:ディルク・ヘン:KOSMOS:2人:10歳以上

このゲームの評価
    …AA
(箱開けて、一人でひょこひょこやってたときから思ったのですが、これ相当に面白いです。
 たまたま2連勝しましたが、次にやったらどうなるかわかりません。
 3手くらい先を読んで行動しているつもりが外しまくりでしたし…。
 手番は出来ることが限られているので、軽快に進みます。
 ルールは簡単。価格もじつにお手頃。それから短い時間で終わります。
 運の要素もわりかし強いですしね。
 まさに、我々のようなライトユーザーまたは初心者にはちょうど良いゲームなのでは、と思いました。
 あと、『時の娘』好き、リチャード3世ファンにはたまらないゲームです。きっと。)
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ダルニ

Author:ダルニ
東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

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