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Mr.ジャック ポケット:箱を開けよう!

 2人用にしては大きすぎる「Mr.ジャック」が超小型化しました。

 嫁はミステリ小説がそこそこ好きなので、そっち系ならば楽しんでくれるかもね、と企み買ってきましたよ。

 
ジャック開け1

 おすすめのミステリと並べてみました。

 小さい。

 やりゃできんじゃん。 

 
 本の方は、グラディス・ミッチェル『月が昇るとき』です。

 晶文社。四六版上製。

 紹介は記事の最後にまわします。

 
では開けますよ

 買ってからずいぶん経ちますが、いよいよオープンです。
 まずは日本語ルールをぺりぺり。

ジャック開け2

 ホビージャパン訳。

 字小っさ!

 
 んでからシュリンクをみりっと開けますよ。

ジャック開け3

 ハリケーンは「MOW」も出してますよね。

 んで「MOW」もポケット版になったのでした。ただし箱は鳴かない。


 あ、いま調べたらデザイナー同じでした。ブルーノ・カタラ。

 ほほう「キャメロットを覆う影」もこの人っすか(連名ですが)。


 などなど言ってる間にシュリンクとっぱらってしまいました。

 ぱかっとあけまーす。

 
ジャック開け4

 ぱかっ。

 
 説明書を取りだしました。

 で並べます。

ジャック開け5

 さっきも書きましたが、日本語訳の字が細かくて読みづらい。

 見てたらすぐ辛くなる。齢か。

 でルールよくわからん。

 
タイル状のもろもろ 

 内容物を見ていきましょう。

 少しはイメージつかめるかも。

ジャック開け6

 9枚のタイル。

 ジャックさん(仮)が潜んどるのです。

 
 こいつぜったい犯人やおまへん、と確定したらひっくり返すのですな。

ジャック開け7

 こうなる。

 まあこうなったらジャックさん(仮)つかまるはずですが。


 それから、人物が描かれたアリバイカード。

ジャック開け8


 これも9枚。


ジャック開け9

 カードと呼ぶにはシッカリした造りです。これはもうタイルです。

 ナイス厚み。

 これは強そうだ。

 カードと呼ぶならカードでいいけど、現物のたのもしさとはチグハグです。


ジャック開け10

 それからその他のトークン類。

 
 ぜんぶ揃ってますね。

 
 上段3枚が探偵チーム。犬の名はトビー。

 中段4枚はアクショントークン。放り投げて使う。

 下段8枚は時間トークン。ゲームの進行を表します。

 
 この時間トークンの裏に砂時計が描かれていて、この砂時計を集めることでジャックさん(仮)は勝利に近づきます。

 
 なるほど、わかってきました。

 んー。でも説明難しそう……。

 嫁にはまず犯人役をやってもらおうかな。

 
おまけ・おすすめの本

 『月が昇るとき』の紹介をするんでした。

 書かれたのは1945年頃。

 ロンドン近郊の町。春。

 月夜に起こる凄惨な切り裂き殺人事件。

 13歳の少年シムが弟キースとともに、アリバイのない兄ジャックに降りかかる(かもしれない)嫌疑を晴らすため、別にしなくてもよい偽装工作をわざわざ企てます。

 それによって事件と深く関わってしまうシム&キース。アホです。

 
 で事件とは別に、シムとキースは毎日をあれやこれやと遊ぶのに忙しい。

 ガラクタばかりの古物屋で骨董の甲冑や剣を弄ってみたり、散歩先で目に止まった船に乗れるか議論したり、甥(赤子)の世話をするのに勝手にプールへ連れて行ったり、いかにも男の子のやりそうな、くだらない(褒め言葉です)遊びを活き活きとやるわけです。

 これが、夢中なわりにさらっと描かれていて、その辺もガキの語りっぽくて楽しく、ふと気がついたら少年たちの狭い狭い視界にすっぽり同化してしまってました。

 
 こうした延長上に殺人事件があって、シムもキースもこの「非日常」に普段の遊びと首尾一貫して同じ態度で接するため、どんなにアホで余計な行動を選択しても、なんだか自然に受け入れられます。子供なりに悪知恵が働きますし、賢しらなところもなくて品があるから、たいへん好もしいのです。

 そんな少年たちの冒険に、ミッチェル作品のホームズ役として強烈なキャラを携えた「魔女の末裔」ミセス・ブラッドリーの参入。さらに「サーカス」や「月夜」といった、物語舞台そのものから自ずと幻想性の香りが立ちこめ、もろもろ渾然となって犯人との対決になだれ込むクライマックスは、すっとぼけていて同時に滅茶苦茶ハラハラするという何だかわけの分からない感情に掴まれぶん回される力技。

 ラストもめそめそと引きずらずに、スパッと終わって気持ちいいです。

 
 この文章書くのに今また少し読み返しましたが、うん、やっぱりいいですね。楽しくて不思議で切ない。

 本書を読んだせいで他のミッチェル和訳作品(当時は「ソルトマーシュの殺人」のみでした)を読み、その後和訳が出るたびに全部読んでますが、やっぱりこの「月が昇るとき」が一番好みですね。

 
 是非。

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ダルニ

Author:ダルニ
東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

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