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カルカソンヌ:プレイレポート

 え、カルカソンヌ
 いまさら?
 という感じもしますが、こないだ久しぶりに遊んだので……。

 クラウス=ユルゲン・ヴレーデカルカソンヌ

 2001年のドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞の2冠に輝いた鉄板&人気ゲームです。


カルカソンヌ箱
そもそもこんなことになったのは

 ふと、「そういや子供の頃遊んだあのボードゲーム、どんなだっけかなー?」とヤホーで検索してしまったのが、ちょうど1年ほど前でした。

 
 そうしたら、ぞろぞろ出てくるわ、輸入系ボードゲーム、カードゲームの数々。

 それからいくつもの面白いレビューサイトやブログ、専門のショップ、そしてなによりもボードゲームを愛してやまないマニアの方々。

 いや、でも俺はいいや。だって高いし(本と比べたら)、かさ張るし(本と比べたら)、種類だって多すぎる。

 と最初は思ってました。

 
 しかし。

 なんというか、毎日のようにゲームのプレイレポートなど読んでると、やっぱり何か一個は欲しいなとなってくるのですな。

 
 ゼロか1か。

 なにげなーく踏み越えてしまったその線がいま若干後ろの方にあって、かつて本さえ読めてりゃ満足だった私はブログなどはじめてしまいましたよ。

 
なにゆえカルカソンヌ

 とはいえマニアになる気はなかったのです(いまでも別にマニアではないですし、今後も多分なれません)。

 
 ですから、いきなり5000円を超すようなゲームを買うのは気が引けました。

 かといって、1000円〜2000円のカードゲームにしようとも思いませんでした。

 嫁がトランプ(とかウノとか)に嫌な思い出しかない、ということを聞いていたのです。

 いきなり「これ買ってきた」といってカードゲームを出しても、遊んでくれない可能性がありました。

 
 2人で確実に楽しめ、時間も取らず、値段も張らず、うちの嫁でも簡単にルールを飲み込めそうなゲーム。

 私の探していたのはそんなゲームでした。

 
 そうして探しているうちに、次第にゲームの名前や、ゲームデザイナーの名前や、ゲーム出版版元の名前を記憶していきました。

 ある日、気がついたら、全く遊んだことはおろか見たこともないゲームの価格帯や内容など、タイトルだけでイメージできるようになっている自分がそこに……。

 そこに、っつかここに。

 こうなったら、もう引き返せません。「何か欲しいな」は「何か買わねば」へ変質していましたとさ。

 
 で、カルカソンヌは上記の条件に合致していました。

 カルカソンヌしかありませんでした。

 
 仕事帰り、難波のイエサブに赴き、ボードゲームたちの予想以上の大きさに多少たじろぐものの、「買わねば」との内なる声に突き動かされ買って帰りました。

 早速開けてみて遊ぶと……。

 
 面白かったです。

 予想以上でした。

 
まあそれはそれとして

 カルカソンヌの魅力についてはこちらでなんかごちゃごちゃ書いてますんで、鼻で笑いながら覗いてみてやっておくんなされ。

 
  —・—

 さあ準備。

カルカソンヌ1

 スタートタイルとタイル山。

 ちなみにうちには追加キットの1(宿屋と大聖堂)がありますが、今回は混ぜておりません。

 ただ、50点/100点タイルだけは使うことにしました。

 
カルカソンヌボード

 得点ボード。

 久しぶりに本業ですね。

 
ミープル

 そして私のコマは黒。精鋭たち。

 相変わらずルールうろ覚えな嫁は白です。

 
 ちなみにこのカルカソンヌコマ、「ミープル」と呼ぶらしいですよ。

 
カルカソンヌスタート

 最初に置くのはこのタイル。

 裏が白黒反転しているのですぐわかります。

 
遊びましょう

 ではスタート。

 じゃんけんで勝った私から。

カルカソンヌ2

 幸先よく街のタイルを引きました。

カルカソンヌ3

 早速部下をひとり送り込んだところ。

 
 嫁は道を引いてコマを配置。

 私「その道、俺やったら反対むきに置く」
 嫁「ん?なんで?」
 私「ほら。俺がいま広げてる街の方に道くるから、完成しにくくなるやん。妨害」
 嫁「ああ、なるほど」
 私「どうする?いまやったら変えてもいいけど」

 しかし嫁は「いや、別にいいよ」と、最初に置いた配置のまま通すことに。

 どうやら彼女は街が成長していくのを見るのが好きなようです。

 
カルカソンヌ4

 そのうち、こんな風に広がる卓上の南フランス。

 今回はどんな土地が出来上がるでしょうか。

 だんだん楽しくなってきます。

 しかしまだお互い得点なし。


 この均衡を破ったのは嫁でした。

 
点が入り出す

 いよいよ嫁がひとつ目の街を完成させました。


カルカソンヌ5

 タイルの数×2、足す、紋章の数×2、で8点。
 

カルカソンヌ6

 得点ボードの白い手下も、お、出番やね、とばかりに歩き出します。

 いまだ動けない私の黒い手下。

 彼はそのあとも、しばらくゼロ地点に釘付け。

 というのも……。


カルカソンヌ7

 よく見ていただいたらわかるかと思いますが、序盤から修道院ばかり引いてしまったのでした。

 コマはどんどん手元からいなくなるし、その間嫁は道の完成などで細かく加点するしで、一時は大差を付けられます。

 
カルカソンヌ8

 0対23。

 ですが、まだ序盤。

 修道院に派遣している3体が得点して戻ってくるだけで、あっさり逆転できる差です。


カルカソンヌ9
 
 などと言っている間に、私の街がようやく完成。

 長かった。

カルカソンヌ10

 そしてあっさり逆転。

 私「やたー」
 嫁「おう。おめでとう」

 
中盤のやり取り

 嫁「えっと、ちょっと聞いていい?」
 私「なんじゃろか」
 嫁「ここさ、これ、後でつながったらどうなるんやったっけ」

カルカソンヌ11

 嫁が言っているのは左の街ふたつ。

 
 基本的に街や道や草原には、コマはひとつしか置けません。

 既に他のプレイヤーのコマがある場合、街や道を拡張させてもコマは置けず、したがって自分の得点にはつながりません。

 ただ相手を利するだけの行動になります(追加キットが入るとその限りではありませんが)。

 
 ただし、もともと二つあった街や道や草原が、あとでくっついてしまった場合は別です。

 街なり道なりがくっついたとき、置いてあったコマそれぞれに得点のチャンスが与えられます。

 私「でも同じプレイヤーが、ひとつの街に二つコマを置けたとしても、得点が二倍になるわけではない」
 嫁「ふーん」
 私「もちろんメリットはある」
 嫁「はあ」
 私「たとえば、このあと俺の造りかけの街とくっついて、白コマ2、黒コマ1となったとします」
 嫁「ふむふむ」
 私「その後街が完成しても、街に対する影響力は白の方が大きいという判定になって、黒は点が入りません」
 嫁「白1やったら?」
 私「そのときは、白黒両方に点が入ります。半分こではなく、満額」
 嫁「まあ要するに、このままくっついても何もないのね」
 私「うん。そう」

 で、追加キット「宿屋と大聖堂」にはコマ1個で2個分の影響力、という大型ミープルが入っていて「乗っ取り」な展開がますますスリリングになるのですが、他プレイヤーへの攻撃や嫌がらせなど嫁は考えないので、うちではちゃんと使ったことがない。

 みたいなことも頭をよぎります。

 ほんとはもっといろんな追加キットで遊びたいんですがねえ……。

 
 さて、この日、私の右手にはなにかが乗り移っていました。

 修道院ばかり引くのです。

カルカソンヌ12

 6枚中5枚。

 なんだこれ?

 悪魔。

 悪魔が取り憑いてるんでしょうか。

 
 手元からコマはいなくなるわ、ゲームは壊れるわで良いことない。

 最初から修道院タイル配分してから遊ぶ、みたいなヴァリアントもありますが、いよいようちでも導入した方がよいかもしれません。


 ちなみに最後の1枚も私が引きました。

 置けるコマなし。

 
終盤戦

 先に50点獲得の私。

カルカソンヌ13

 ちなみに直ぐさま50到達の嫁。

カルカソンヌ14

 
 テイルトゥノーズで白熱してますが、修道院に派遣した黒い手下どもはなかなか帰ってきません。

 つまりこれはまだまだ私がアドバンテージをもってるということ。

 
 そしてゲームは終盤へ。

 
カルカソンヌ15

 タイル山がだいぶ平たくなってきました。

 私「こうなってきたらそろそろ」
 嫁「うん?」
 私「草原にコマを置くことを考えにゃならんと思うのよ」
 嫁「そうやね」
 私「で、この辺に置いたら、こことかこことかこことかここも街に隣接してるから、かける3点でいっぱい入ってくるねん」

 という風に遠回しに促すのだが、嫁は「ふんふん」と聞くだけで草原に置く気配なし。


 勝とうという意欲がありません。

 毎度のことですが。


 私「じゃあ俺置いていい?」
 嫁「え?ああ、もちろんいいよ(にっこり)」

 
 まあいいか。

 そんな中、さらに私の鬼ヅモ炸裂。

カルカソンヌ16

 欲しかったタイルが来ました。

カルカソンヌ17

 ここにはめます。


 修道院の9点×2、足す、4点。

 一気に22点。

 コマも3体戻ってきました。

 これで勝負あり。


 
 最後は「街は完成させなかったら1タイル1点にしかならないから、道に置いた方がいいよ」「ああなるほどね」とかいった会話をしながら和やかに終了です。


 
カルカソンヌ18

 最終形はこんなかたち。


カルカソンヌ19

 127対84。

 で、勝利。

  
 嫁に色々アドバイスしたり、写真撮るのに中断しながら遊んで、約40分でした。

 
  —・—

『カルカソンヌ(Carcassonne)』:2000:クラウス=ユルゲン・ヴレーデ:ハンス・イム・グリュック:2〜5人:8歳以上

このゲームの評価
    …AAA
(何ヶ月かぶりにやってみて思ったのは、「やっぱり面白い!」です。
 たしかにタイルめくりの運ゲーかもしれません。しかし、運ゲーであるということは、私も次は勝てる保証は全くない、ということ。
 大差で嫁に勝っても運のせいにできるのは大きいです。また誘いやすいですし。
 嫁も自分なりの楽しみ方で、特にストレスもなく臨んでいる様子。
 最初に購入したゲームがこれで、本当によかったと思っています。
 めくり運ゲーで物足りない人は追加キットを何かしら買えばいいのです。というわけで超おすすめ。
 個人的な思い入れが強く、評価が甘くなってるかもですが、それでも。
 カルカソンヌ、いいですよー!)


評価追記
(カルカソンヌは毎年世界選手権が開催されるほどの人気ゲームです。
 競技としてのカルカソンヌは2人対戦なのですが、これがとにかく熱い。
 2人になると途端に戦略性の高いゲームに様変わりします。
 この世界選手権はドイツで開催されるので、日本選手権で優勝して代表になると……
 そう、ドイツに行けるのです!
 予選突破は大変かもしれませんが、ドイツに行きたい方は是非チャレンジしてみて下さい!)


 
カルカソンヌ20

 この草原、俺のんや!
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Author:ダルニ
東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

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