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ワイルドバイキング:プレイレポート

ワイルドバイキング箱



 競りゲームが苦手です。

 
 嫌いではありません。下手くそなのです。

 
 どのへんに問題があるのか、少し考えてみました。
 
 
  —・—
 まず1つ目。
 相場がわかってない。

 自分がどの辺まで出せば損をしないか、というのをきちんと計算していないのですね。

 あと、「ゲームシステムが作り出す価値の増減」というものも見えていない。経済がわかっていない、と言い換えることも出来そうです。

 とにかく、そんなこんなで、ノリだけで突っ込んで失敗し、ゲームを壊しかけます。

 なんとか改善できないものか、と最近は競りゲームを遊ぶたびに、この「相場勘」をテーマとして掲げています。

 
  —・—

 その2。
 自分しか見えていない。

 これは競りに限らずボードゲームを遊ぶ際に出来てないといけない基本。

 あまりにも出来ていないので、私にとってのボードゲームはさながら「人を見る/人の立場に立って者を考える練習」の場と化してしまっています。

 よく見えている時は、やっぱり善戦できます。考え方の方向性は合ってる。

 時々勘違いして空振りすることもあります。


  —・—

 さて、本作、「ワイルドバイキング」は競りゲームです。

 
 且つ。


 黄色い箱でおなじみHABAが出している、キッズゲーム(6歳〜)でもあります。

 
 もう1つ言うと。

 2人からでも遊べます。

 
 競りゲームに「運要素」を大量に練り込んでいるのですね。

  
 運要素の中に、数カ所しっかりと戦い方を組み立てないと行けないところがあって、これを遊んでいればひょっとして私も競りゲームに強くなれるんではないか。

 少なくとも競りゲームにきちんと入門できるのではないか。

 
 そんな気分でいつも遊んでいます。

 
 
レポート

 
 職場ボドゲ部で遊びました。ルール説明含め、15分ほど。


 本当は息子と遊べたらよかったのですが、今のところ彼はボードゲームより他の遊びに夢中です。レゴとか。

 
 というわけで大人同士のセッション。

 
  —・—

 最初の手札は6枚。
 
 写真はありませんが、色が上手くばらけました。ワイルドカードも入っています。
 
 
 このゲーム、競りと言っても、お金は3種類。

 
 赤の船に乗ってる宝は赤のカード、青の船に乗ってる宝は青のカード……という風に、それぞれの色のカードがないと宝は獲得できない。そもそも競りに参加することも出来ません。

 
 ただ3色のどの色としても使えるワイルドカードもあります。


ワイルドバイキングカード

 
 お買い物ゲームで、それぞれ通貨が異なると言えば「アルハンブラ」が有名ですが、こちらは競りゲーム。

 他の競りゲームでこのようなシステムを採用しているゲームはあるのでしょうか?

 教えて、エロい人。


 それはそれとして
 
 この各通貨……各色カード……の巡りは本当に運しかないので、どれにでも使えるワイルドカードをどこまで温存してどこで使うか、そのへんのマネジメントに思考と駆け引きの焦点を合わせて遊ぶことになります。

 
 私「まず、自分の番が来たら何をするかと言うと、このサイコロをふってもらいます」
 ナデシコ「はあ」
 私「赤い船の目が出たら、赤の船に財宝を置きます。青の目は青の船、黄色の目は黄色の船、とそれぞれ対応したところに置きます。黒い船の目は、どこに財宝を置くか選べます」
 ナデシコ「はいはい」
 
 私「それからこれ」


IMG_5509.jpg

 ナデシコ「ここ?」
 私「そうです。この家の目が出たら、船がバイキングの村に帰ってきたということで、財宝の取り合いが始まります」

 ナデシコさんだけにルール説明をしてるのは、あとの二人(マコくん、Hondaさん)と直前に1回遊んだためです。

 とにかくこのようにして、競りの始まるタイミングもコントロール出来ないし、競りに使うカードもサイコロの目によってしか補充できません。

 全くもってままならない。

 勝たなければいけない勝負にしっかり勝つこと、つまりは展開を見定めて力を溜めることが必要となってきます。

 
  —・—

 序盤は財宝が1個とか2個とかいう時点での競りが続きます。

 ここで無駄にワイルドカードを使っては行けません。

 
 出来れば1枚くらいの消費で競り落とし、値がつり上がればパスをしたいところ。

 
 競りは一巡しかしないので、値を釣り上げるためにビッドしたりはしなくて良い。

 
 財宝が船に積み込まれる前に家の目(競り開始の目)がよく出て、一時はどの船にも何も乗ってない状態に。

 各人1〜2個は手に入れています。

 
 この状況で有利不利の差があるとすれば、単純に手札枚数です。

 ただ、それがわかった時点で何かをコントロールできるわけではありません。サイコロの出目次第。


 やがて、財宝が5個乗った船の競り。

IMG_5108.jpg


 マコ「3枚」
 Honda「4枚」
 ナデシコ「パス」
 私「ここや!5枚!よっしゃー!」

 私が財宝を一気に5個獲得でトップに躍り出ました。

 私「まさにここやでー」
 ナデシコ「汚い大人だー」
 私「え……」
 Honda「大人って汚いなー」
 私「ちょっと」

 何と罵られようと、このまま終わればいいと言いながらサイコロをふる私。

 家の目が出なければ船が村に帰ってくることはなく、そうすればトップの私が勝利です。

 ところが……
 
 Honda「1」
 ナデシコ「3で」
 私「パス
 マコ「じゃあ、4」

 これで競り落としたマコくんが今度はトップに。

 私「汚い大人や……」
 ナデシコ「汚い」
 マコ「えっ……」
 ナデシコ「勝つと言われる」

 
  —・—

 この辺から終盤。



 
 マコくんに負けているとはいえ、私の手札はかなり有利な状況。
 
 青のカードとワイルドカードが5枚で、青の船に財宝が集まっています。

 
 この競りで勝てればまた逆転した上に、かなりのリードが見込めそう。

 そして、私の手番に競りがスタート。

 私「5!」
 3人「パス」
 私「よし!」
 ナデシコ「ああー、青持ってると思ってた」
 Honda「さっき黒の時に青の船に置いてましたからね」

 これでトップ!

 まだまだストックの財宝は残ってますが、あと1、2回の競りでは追いつけまい。

 怖いのは1つの船に財宝が集中することです。

 
 黒の目(どの船に財宝を置いても良い)が出るたびに、財宝の平均化をはかる私。
 
 私「このまま終わってしまえ」
 Honda「またそういうことを言う。誰か家の目出してください」
 
 サイコロは無情です。
 
 他の3人がいくら「競りよ始まれ」と願おうとも、船の目やカード補充の目しか出ません。

 
 よしよし。

 そして、いよいよ、最終手番。

 私の振るサイコロが家の目以外なら私の逃げ切り。確率は6分の1。

 楽勝!

 私「よっしゃ、俺のゴッドハンドが火を噴くぜ!」

 
 ……

IMG_5512.jpg


 3人「家やー!!」
 私「まじかーっっ!」
 
 しかも全然持ってない色の競り。

 私「……1」
 Honda「あはは、1て!」
 マコ「じゃ4」
 Honda「えーっ!……パス……」
 ナデシコ「私もパス」

 マコくんが私を1個差で逆転したところで、ゲームは終了です。

 
 見事に火を噴いた私のゴッドハンドは、セッションを最大限ドラマチックに盛り上げてくれました。

 流石ですゴッドハンド。

 
 で、結局のところ。


 相場はわかりやすいしそもそも持ってる以上は突っ込めない。

 また、他プレイヤーの手札枚数も、その偏りも、なんとなく見えてくる。
 
 
 でも特に競りゲームが上達したような実感は沸かないのでした。
 
  —・—

ワイルドバイキング(Wilde Wikinger)』2008:ウォルフガング・ディルシェル:ハバ:2〜5人:6歳以上

 このゲームの評価
     …A
(ほぼ運ばかりのゲームの中に、考えて選択する要素がきっちり組み込まれています。
 小さいお子さんが競りゲームに触れるのには、まずこれが良いのかも。
 ゲーム展開もサイコロ運任せなので、誰か1人が圧勝みたいな事態もままあります。
 コンポーネントが可愛くて、比較的女性受けは良い方ですね。
 大人同士でも軽く楽しめるゲームですので、アイスブレイクや初心者向けに持っておくと重宝するとおもいます)
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東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

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