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オリンポス:ルールブック上のいくつかのこと

 買ってまだ日も浅いフィリップ・キーヤーツの「オリンポス」。

 今のところ他人とは未プレイなのですが、そろそろ次回の職場ボドゲ部にでも持っていこうと思っております。

 
 ところがこのゲーム、ルールブック上に怪しい箇所がいくつかあります。

 稲妻トークンと威信トークンの個数も違ってましたしね。(こちらを参照)

 
 ここらで気になったところをひとつひとつ潰していこうか、というのが今日の試みです。
お題その1・運命カード

 ルールブックの「運命カード」(アクションカード)の項目を見てみますと、「運命カードの山が切れてしまった時」に関する説明が抜けています。

 捨て札をまた使うのか、それとももう運命カードはないものとして扱うのか。

 果たしてどちらなのでしょうか。

 
 運命カードは全部で22枚。

 このゲーム上、運命カードを引くタイミングは1人につき最低でも6回あります。

 獲得できる発見タイルによっては「獲得したら即座に運命カードを1枚引く」というものもあります。

 で、全部で22枚というのは、4人以上で遊ぶときは必ずカード山が切れてしまう枚数です。

 この問題、避けては通れません。

 
 そこで、輸入元であるホビージャパンのブログから「オリンポス(ORYMPOS)よくある質問」という記事で確認しました。
 
 すると

 
運命カードの山札がなくなった場合、必要に応じて捨て札をシャッフルして再度山札にします。

 
 と書かれていますね。

 なるほど解決。

 
  −・−

 ところで、誰も運命カードを使用しないまま(捨て札の山が空のまま)の状態で山札が切れた場合は?

 実際は起こりにくいシチュエーションかも知れませんが、あり得ない話ではないと思います。

 なんたって、使用しなければ1枚1勝利点。

 5人プレイならひょっとして……。

 
 そう思って、BoardGameGeekのオリンポスのページで、そのような言及がないか探してみたんですが……。

 ない。

 いや、正確に言うなら、あるかもしれないけれど英語なので見つけることができない、ですね。

 
 うーむ、どうしたらいいんですかね。

 ここは「もし捨て札も残っていない場合、一番カードを持っているプレイヤーからランダムに1枚引く

 といったハウスルールを適用しようかなあ。

 まあ、これに関してはそのときが来たら考えます。

 
お題その2・星の数

 このゲームには終了後に得られる勝利点をジャンプアップさせる、いくつかの強力な発見タイルがあります。

 コストは高いけれど、獲得できればとても有利。

 こういったタイルを如何にして取るか/取らせないか、というところがオリンポスの大きな楽しみどころです。

 
 「工学」はその強力なタイルの一つ。

 効果は「ゲーム終了時に自分が所持する星印1つにつき勝利ポイント3を得る」(ルールブックより転載)というものです。

 この「星印」というのは、大きな勝利点をもたらす「脅威の建造物タイル」を獲得するために必要なリソース。

 部族トークンの置かれている土地に入植、制圧すると部族トークンが手に入り、その部族トークンの裏側が星印トークンになっているんですね。

 しかもこの「工学」自身にも星印がついています。

 
オリンポス星印

 発見タイル「工学」と星印トークンの写真。

 
 これはつまり、このタイル自身にも3勝利点の勝ちがある、ということなのでしょうか。

 同様に「建築術」というタイルにも星印がついており、また、運命カードにも星印1つ分の効果になるものがあります。

 これらについても3点として数えるのでしょうか。

 しかし、上の写真を見ると、ボーナス点の対象となるのはトークンのみのようなんですよね……。

 
 上述のホビージャパンのページには、この疑問に対する回答は載っていません。

 そこで、発行元であるYstariのサイト(こちら)に行って、英語版のルールを読んでみました。

 すると、英語版ルールでは、「工学」のタイルについて以下のような表現で解説されていました。

 
 Engineering:the player benefits from a Star and earns 3 points for each of his Star tokens at the end of the game.

 
 解決。

 日本語ルールブックの「星印1つにつき」という文章は誤りで、本来「星印トークン1つにつき」と訳されていなくてはならなかったようです。

 なので、「タイルやカードについている星印についてはカウントしない」というのが正解。

 
 3点差は勝敗を左右するので、この辺りの訳はしっかりしといて欲しいですね……。

 
お題その3・終了条件

 終了条件については、ルールブックに次のように記されています。

 
 「自分のトークンが時間トラックの最後の稲妻のマスを通過したプレイヤーは、ゲームでの自分の最後のターンになります。

 
 うむわかった。

 じゃあ、「自分のトークンが最後の稲妻のマスに止まったプレイヤー」は、そのターンが最後のターンなのでしょうか。

 それとも次のターンが最後のターン?

 
 やっぱり「よくある質問」では触れられておらず、BGGのフォーラムでも見当たりません。

 英文ルールはどうなっているでしょうか。

 
 こちらの英文ルールは

 
 When a player has passed the last Zeus space on the Time Track

 
 となってます。

 同じですね……。うーむ、わからん。

 
 ちょっとアプローチを変えて、「稲妻のマスに通過」というルールの文言がでてくる他の箇所を見てみましょう。

 運命カードを引くタイミングについて書かれた箇所です。

 
 「カード1枚を引く:時間トラック上の「稲妻」のマスに到達あるいは通過するたび、そのプレイヤーは自分のターン終了時に運命カード1枚を引きます。(英文ルールだとDraw a card: whenever a player reaches or passes a Zeus space on the Time Track, he draws a Destiny card at the end of his turn.)」

 
 となっています。

 これは到達(reach)と通過(pass)とを明確に区別している書き方ですね。

 
 というわけで、この問題に関しては「稲妻のマスに止まった場合は『到達した』と見なすが『通過した』とは見なさない」と考えるのが妥当ではないでしょうか。

 つまり、「最後の稲妻のマスに止まったプレイヤーは、次のターンが最後のターンになる(その後パスするかもう1ターン行動するか選べる)」と解釈することにします。

 
 正式なルールではないかもしれませんので、これについてもハウスルールということで同卓のメンバーに事前にしっかり説明しなくてはなりませんね。

 
まとめ

 1人で回してみて「おや?」となってしまったのは以上の3点です。

 
 今後、実際のプレイを重ねると、他にもルール上の曖昧な点が出てきてしまうかもしれません。

 その時はまた追記していきます。

 
 もちろん、「もっとこうした方がいいのでは」や「うちのところではこうしてる」や「貴様はオリンポスのことをまったく分かっとらん」といったご意見ご叱咤等もしあれば、私も参考にさせていただきたいのでなんでも仰っていただけると嬉しいです。

 
 とりあえずは遊んでみないとね。
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Author:ダルニ
東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

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