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またまた昔の映画

 ハンフリー・ボガード主演の『必死の逃亡者』という映画を観ましたよ。TSUTAYAが旧作DVD100円で貸したってもええよというのでね。1955年公開。

 監督は『ローマの休日』や『ベン・ハー』のウィリアム・ワイラー。何だかとってもすごい人です。

 
 で、どんな話かと言うと……

 プチブル家族の家が脱獄囚3人に占拠され、脱獄囚達は銃を持っていて脅すので警察に通報することも叶わず、家族は互いを思いやって大いに肝を冷やすが、脱獄囚達がどこか抜けている反面お父さんがしっかりしているので、観客は結局なんとかなるんじゃねえかと思って観てしまう。

 というあらすじ。

 ?

 ちょっとちがうかな?

 
 まあとにかく感想は、「面白い」のひと言に尽きます。

 
 物語自体は本当に単純。

 ですが、役者の演技に奥行きがあり、ダイアログも無駄なものが全くなく、見応えは十分。お腹いっぱい。

 中でもボギー晩年の悪役が見事。そのうらぶれて落ちぶれた汚い脱獄囚っぷりには感動すら覚えます。

 またフレデリック・マーチのお父さんも魅力的。まあ、こんな威厳たっぷりパパ(しかもしっかり活躍する)、現実にはそうそういないでしょうがね、きっとねたぶんねハハハ……。

 後はカメラワークが本当に見事というか……。舞台もほとんど家の中なのに、視覚的に飽きのこないように場面場面で構図を変え、ただし位置関係が混乱しないように常に家の中心の玄関ホールから撮るようにシーンを作っています。

 映画関係者にとってこの程度のことは当たり前なのかもしれませんが、素人目にはこれはすごいことなんじゃないかと思えてしまいますよ。

 
 無理矢理いちゃもんつけるとすれば「子役に可愛げがない」くらいでしょうか。

 
 にしても、この作品もそうですし、『暗くなるまで待って』やヒッチコックの『ロープ』など、舞台劇を元にした昔のサスペンス映画って、傑作率高いですね。

 当時の舞台のほうもとてつもなくハイクオリティだったのだろうと想像してしまいます。

 
 登場人物や場面が少なくても、プロットをこねくり回して複雑にしなくても、しっかり作り込めば映画はこれだけ面白くできる、というその好例でした。

 まだの方は是非。おすすめです。
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Author:ダルニ
東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

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