FC2ブログ

パトリツィア:プレイレポート

 箱を開けた後、閉じられたままになっているパトリツィアでしたが、勇気を出して嫁を誘うと快諾してもらえました。


 で、1回目。

 プレイしてはみたものの、2人ともおっかなびっくりやっていたので、いまいち盛り上がらず。



 三ツ矢サイダーblack!

パトリツィア黒駒

 みたいなことをして遊ぶ。




 とにかく一回やってみたことでお互いにルールを把握。

 で、もう一回やってみました。

  —・—

 そんなわけなので、2回目をレポート!うわっつらだけ!

と、そのまえに

 まず、どのようなゲームか説明いたしますと……。



 ボード上にはイタリア諸都市が10描かれています。

 ここに手番(自分の番)が来たら自分のコマを置いていき、一定数のコマ(都市によって異なります)が置かれたら、その都市について得点計算が行われます。

 すべての都市について得点計算が終了し、最後にボーナス得点を加算して、最終的に得点の一番多いプレイヤーの勝利です。


  —・—

 コマは好きなところに置いていいわけではなく、手札のアクションカードを出すことで、そのカードに書かれた紋章の都市に置くことができます。


パトリツィアボード

 こちらがボード。都市ごとに紋章があります。


パトリツィア紋章

 紋章の一覧も説明書にありますよ。


  —・—

 手札は3枚まで。

パトリツィア手札


 手札を使うことによって

 1.コマを置く

 2.→コマを置いた都市にあるカード(場札)を手札に補充する

 3.→カードの山札から一枚めくって都市に場札として出す

 というのが手番行動の基本的な流れです。

 場札は表を向いていますので、都市にコマを多く置くということと、自分が次に何をしたいかということとを考えて、3枚の中から1枚選ばなければなりません。

 また他プレイヤーの思惑をある程度読んだプレイも要求されます。


  —・—

 都市にはコマを置く場所が2カ所ありまして、得点計算はこの2カ所について行われます。


 コマは塔一層分というかたちになっていまして、積み重ねることができます。

 都市の得点計算は、高い方の塔に最も多くコマを配置していたプレイヤーへ大きい方の得点チップが、低い方の塔に最も多くコマを配置していたプレイヤーに小さい方の得点チップが与えられるという方式。


パトリツィア決算説明

 例として上の写真をご参照ください。

 紫のボローニャでこのまま得点計算になったとします。

 低い方の塔に置いている駒は黒のみなので黒に6点(小さい方の点数)が入ります。

 高い方の塔では黒白同数です。

 同数の場合高い方にコマを置いているプレイヤーの方が優勢と見なされるルールがあります。

 これによって白に9点(大きい方の点数)入るということになります。

 
 必ず塔は2カ所にないといけません。もし塔が1カ所にしか建っていない場合、最後に置くプレイヤーは選択の余地なくもう1カ所に置きます。


  —・—

 アクションカードは、基本的にコマ配置のための紋章がすべて描かれているのですが、同時に様々な効果が付随しています。

 たとえば、使った枚数の累積数に応じて最後にボーナスが入る貴族の顔の描かれたものや、一度の使用でコマが2つ置けるものなど。

 
 
 3枚から1枚選ぶ、ただそれだけですがとにかく考えることが多くて大変悩ましい、そんなゲームです。

 
 
いざ勝負

 1回目のプレイで嫁に敗北はしたものの、なんとなくコツが飲み込めてきました。

 どうも敗因は貴族の顔ボーナスに気を取られすぎて、次の手をあまり考えずにプレイしたことにあったようです。

 塔配置の状況も俯瞰的に把握できておらず、高得点をつぎつぎと献上する形になってしまっていました。


 なので、2回目の作戦はこうです。

 ・得点の低い都市で後手に回ってしまったらそこはあきらめ、高得点の都市を狙う。
 ・貴族の顔のボーナスは、出すカードを迷ったときに考慮に入れることにして、基本は忘れておく。 

 肚は決まった。

 いざ勝負!

  —・—


パトリツィア?カード

 と、初期の場札に?マークのカードが。

 これは都市(このカードの場合、赤の都市。つまりローマ)にコマを置いたときに、その都市に限らず任意の都市から場札を取ってもいい、というカード。

 かなり「使える」のですが、そのぶん数が少ない。


 1回目はこのカードが山札の最後に連続して入っていてしまって(きちんとシャッフルしたつもりだったんですが……)、結果として戦術の幅が取れず、ゲーム自体ものっぺりした感じになってしまったのでした。

 今度は、きちんと出てくれてひと安心。


  —・—

 さて、上のゲーム説明で都市の数を10と書きましたが、実際に10都市を使うのは5人プレイの時だけ。

 2〜4人の時はピストイアを抜いて9都市で勝負になります。

 
 使うコマもプレイ人数によって決まっています。

 2人のときは白と黒。

 囲碁のイメージなのでしょうか。あ、チェスか。

 
やがて

 黒…ダルニ、白…嫁

パトリツィア中盤

 白が多いですね……。

 序盤から中盤にかけては押され気味に進みました。

 
 
 連続して、こちらが次に取ろうとしていたカードを先に奪われる展開。

 なかなか思ったとおりにはいきません。


 でも、こちらの心理を読んだりとかはしていない様子の嫁。

 なんかサクサク進むね、などと言っております。


  —・—

 遊びながら気になったのが「得点計算の終わった都市に場札を置くのか、それとももう置かなくていいのか」ということです。

 ルールには特に明記されていません。

パトリツィア決算後

 得点チップを取る、塔は終了までそのままにしておく、などとは書いてますが……。


 1回目はその確認のため何度もルールを読み返し、ゲームの流れを損なってしまったのでした。

 2回目は「関係ない。とにかく置く」ということを、たとえ間違っていたとしてもハウスルールとして適用しようと決めてプレイ。(後日確認:これで正しいそうです)


 上の写真は、得点計算の終了したフェッラーラ。

 完全に嫁の支配下。しかし得点チップは二つ合わせても7点。

 まだ挽回できます。


  —・—
 
 中盤を過ぎると、いよいよ悩みどころが多くなってきました。嫁も長考気味。


パトリツィア後半


 奥の方、ローマ(赤)、フィレンツェ(ピンク)、ボローニャ(紫)は高得点ゾーン。総取りは無理でも、2つは取りたいところです。


 特にローマ。

 9個のコマで得点計算の都市なのですが、まだ私のコマが一つきり。

 そして私の手札には「ローマにコマを2つ置く」のカードがあります。

 でも、なるべく後のほうに出して、最悪片方の得点チップだけでも手にしたい。それまでは我慢……。

 

 写真を撮っているあいだも嫁が悩んでいるので、顔じゃ顔を集めるのじゃ、と天の声を授けてみる。
 
 あ忘れてた顔、と自分の使用済みカードを確認する嫁。

 
 私は私で特殊カードの用途についていろいろシュミレート。

 すでに置かれたコマを一つだけ(しかも一番上だけ)もう一つの塔に移動させる、というアクションカードがあるのです。

 これが本当にパズル。

 
 ええと、あれをこっちに動かして、それで最後コマを置いたらそこは勝てるけど、その前にカード取らなきゃいけないからそのためにはここに置くとして、でも嫁も狙ってるだろうし……。

 えーい、わからんわい!

 顔!こうなったら顔優先!(お前もか)

 
  —・—

 結局。

パトリツィアローマ

 ボローニャ、ローマを両方のチップを取り、フィレンツェも小さい方の得点チップを獲得しました。

 他の都市でも、うまく立ち回ってちまちまと得点。


 嫁は、?マークやコマ移動の特殊カードを効果的に使えず最後に出してきました。

 多少削られましたが、ほとんど意味なし。

 
ゲーム終了

 84対59。

 圧勝。

パトリツィア得点


 貴族の顔は3つ集まってはじめて得点になります。

 余りもなく、こうして見ると効率よく集まりました。

 顔3つにつき6点なのでボーナス24点。

 でもボーナスなしでも勝ってましたね。



 ちなみに嫁の顔ボーナスは私を上回る30点。
 
 ですがこの6点は1組分の差でしかないので、僅差と言ってよいでしょう。

 2人プレイではボーナス得点の差がつきにくいのだと思います。


 ということは、遊ぶ人数によって、採択する作戦も変えなければいけませんね。ゲーム中にも戦術の軌道修正が必要になってきます。


 パズルにアプローチするための論理思考力、盤面全体を意識するバランス感覚、そして何よりジレンマの中で不要な加点を切り捨てる決断力。

 これらのスキルを問われるようなゲーム。

 そんな風に感じました。


 
 それと、発見。

 嫁はパズルっぽいゲームが苦手。
 
 間違いなく。

  
  —・—
 
『パトリツィア(Patrizier)』2007:ミヒャエル・シャハト:AMIGO:2〜5人:10歳以上

このゲームの評価
    …A
(案外すぐに終わる軽いゲームなのですが、パズルの苦手な方には不向きでしょうか。 
 またプレイヤー同士の直接的な絡みは薄いため、コミュニケーションを求める方にも×かも。
 ルールは多少複雑ですが、取れる行動は限定されていて、覚えるのはわりと簡単だと思います。
 アクションカードもアイコンが描かれただけというデザインなので理解しやすいです。輸入ゲーム界ではこれを「言語依存度が低い」といいます。
 イタリア好き、中世好きという方にはおすすめ。ボードが綺麗で、雰囲気も出てます。)

やっぱり…AA
(その後4〜5人で遊ぶ機会があったので、評価を改めました。
 ゲームで使用されるカードの枚数が決まっているので、思ったより収束が早い。
 特殊カードの使用によって、他プレイヤーとの絡みとか相互作用性は充分にあります。
 手番中のアクションはカードを出してコマを置くだけだし、初心者にドイツゲームを紹介するのにうってつけ。
 良いゲームです。)







関連記事
スポンサーサイト



テーマ:アナログゲーム - ジャンル:ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

告知!
次のほっとゲーム会は……

未定!




ほっとゲーム会
プロフィール

ダルニ

Author:ダルニ
東大阪→高松市在住。書店員
年上の嫁と小六の息子との3人暮らし。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
タグ

ボードゲーム 意志蹴りアーカイブ 職場ボドゲ部 デザート*スプーン ノートルダム キッズゲーム Perfume ペガペガ 二人用ゲーム ワッツさん宅ゲーム会 レトロビルでゲーム会 ブルゴーニュ チケットトゥライド パトリツィア 賽苑 マカオ SCLL 嫁とゲーム ごいた カルカソンヌ トロワ ペルガモン DDT スコットランドヤード グレンモア 八戸ノ里 アグリコラ キウイゲームズ プレイレポート 人狼 王と枢機卿 ワッツさん宅 映画 クレタ オリンポス ほっとゲーム会 読書 テネリフェ ディスタウファー フィレンツェ 国産ゲーム ピラニアペドロ スノーの酒場 小箱カードゲーム ロストテンプル 拡張 ゼロ ゲーム周辺 楽しい動物園 ギフトトラップ クメル チャオチャオ キーラルゴ カヤナック カタン 大人のボードゲーム部 サンタクルーズ フォーセール ディ・スタウファー ひがっち たほいや ニムト 大聖堂の建設 かたちラボ タンサンファブリーク FOLK ベジン トーレス バトルライン エルグランデ chouchou ダズル フュージョン 

つぶやき
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
リンク集(ボードゲーム関連)
リンク集(ボードゲームショップ)
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ブロとも一覧
カウンター